小池知事による3600億円もの都税の無駄使い
日経新聞が「市場 豊洲移転で調整 小池知事指示、築地も活用」という記事を載せていますが、築地の土地を売却しない場合はいきなり都税から3600億円の支出が確定します。
これは中央卸売市場が試算した平成40年までの市場会計の表を見れば明らかです。
※市場問題PT報告書案P96より抜粋
実は平成30年以降の試算の中で唯一決定している数値があります。それが上の表で赤で囲われた「企業債償還金」、つまり借金の返済です。
この企業債の返却は、もともと築地の土地の売却益で支払うことになっていたわけですが、「築地活用」で土地を売却できないのなら当然お金は返せません。 都税から3600億円を支払うしかないわけです。
ちなみに、予想される豊洲市場の赤字額は年間30〜40億円ほどです。3600億円あれば、90〜120年は運営できます。 (市場問題PTが年間140億円を超える赤字と主張していますが、あれは間違っています)
築地の跡地の再開発は、都が主導しなくて民間に売却して任せればよいと思います。(ハコモノになるのが目に見えてる)
余計なことは考えずに、豊洲市場に移転して速やかに環状二号線の開通をして頂ければ十分です。
小池知事は平日に都知事の仕事を放り出して選挙応援したり写真集を販売したりと、知事の仕事以外にご執心のようですが、無駄なお金を使わないようにちゃんと資料を読んで判断をくだして貰いたいものですね。