Animated GIFs of Earth Over Time - Google+
(Google EarthのG+ページ)
Courtesy of Google
(via Google、この28年間の地球の変貌をショッキングなGIFアニメで公開―氷河、熱帯雨林、湖が消えていく | TechCrunch Japan)
引用元では自然破壊的なタイトルになっていますが、個人的には21世紀以降に語られる都市の歴史の解像度の高さを想像して衝撃を受けております。これまでの都市研究では、例えば原広司さんの「集落の教え100」(AA)に代表されるように、現地での観察から想像力を展開することで、そこからインスピレーションを得るような側面があったと思います。言いかえれば、その想像力が事実に即しているのかどうかはあまり関係がない(正しさを擬態した創造力)。「創造を引き出す」ことが大切なわけですね。
しかし、ここまで「正しい」事実を観察できるようになった時に、都市への想像力がどのような方向に向かうのか、こればかりは少し考察してみないとわからないですね。ひとつ可能性があるとすれば「AR(拡張現実)」だと想います。観察できない故に、そこに重ね合わされる想像力が生まれるはずで、例えば、よく例に出しますけど伊藤計劃氏の「ハーモニー」(AA)のような現代SF小説と照らしあわせてみると、そんな気がします。
あ、最近話題のGoogle Glass もその方向ですね。こちらはもう少し展開を見守りたいと思っております。