新建築 2009年 07月号 [雑誌]

新建築 2009年 07月号 [雑誌]


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 新建築7月号が届く。興味のある記事は、
芦原義信氏の「武蔵野美術大学4号館」の保存改修
佐藤光彦氏による「sette」と「おか田ビル」
・CAn+CAtによる「幕張インターナショナルスクール」
芦原義信氏の「武蔵野美術大学4号館」の保存改修
 元の計画が学生課題の作品のように見える。それは、いたく実験的な平面図だからであろう。芦原義信氏の持ち味というより、「人間が建築に従う前提」^「建築家が大きな夢を描く存在」の重なりあったあの60年代という時代がもたらしたものだろう。
 何より、写真では一見して改修と分からないようなこの保存改修の技術はたいへんすばらしい物だと思う。
佐藤光彦氏による「sette」と「おか田ビル」
 日本では街並がうんぬん騒がれているものの、地域より時代によるほうが建物の外観に与える影響が強いということを発見した気がする。発見と言いながらも、JAのリサーチの特集で塚本由晴氏が書いていた気もするが。
 佐藤光彦氏の建物の内観たいへん興味深い。とてもじゃないが街並を切り口に語られる建築家じゃないだろう。
・CAn+CAtによる「幕張インターナショナルスクール」
 学校特集のひとつとして掲載されている。見学にもお声をかけて頂いた。かなり低コストで作られたらしい。
 広い敷地に低層の建築が構成を変えて展開している様子は、俯瞰写真でも実際に体験しても面白いものだった。建物の前提となる密度が、そもそも気持ちよい建築を作る可能性を広げてるんじゃないかと、うがってみてみる。
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