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LRAJ2010-twitterとイベントの関係

藤村龍至が主催する団体「team round about」による2月6日のイベントLRAJ 2010 "METABOLISM 2.0"twitterと共に参加しました。
イベントの内容はこちら→「LRAJ 2010 "METABOLISM 2.0" を終えて」(via roundabout journal)


上側の「読物」タグを押していただければ分かると思いますが、今まで僕はtwitterで、突発的に議論が起こった時やイベントなどでのみんなのpostをここにまとめてきました。
前者には「住宅設計における建築家の役割の話 その1 ーログまとめ編ー」
後者には「建築夜学校2009 第一夜 前半部分」
などがあります。
それらtwitter上の活動をしてきたことに加えて、このイベントでも現地でtwitterを利用して参加したので、イベントとtwitterの話を書こうと思います。

「講演会を拝聴する」と「イベントに参加する」の間

これまでの講演会では「テーマ」が設定されており、聴衆はそのテーマと壇上の方たちの話を受動する立場でした。それは「大きな物語」があり、ばらばらな人に対して求心性を与える主題が設定し易い状況だったことと、コミュニケーションツールの都合上、そのような「代理的討議」が行われていたのだと思います。
今回は、「UstreamによるLIVE配信+twitterによる会話の場」という新しい技術により、従来の講演会とは異なった、「イベントへの擬似参加」とも呼べる体験をすることになりました。
僕の2月6日のpostは「twilog」にあります。これを振り返りpostを大まかに分けると、次の5つになります。

  1. 要約:発表者が話した気になる言葉を取り上げてpostする。
  2. 意見:発表者の言葉を受けて自分の考えたことをpostする。
  3. 付加:発表者の発言に対して関係しそうな資料などをpostする。
  4. 議論:他の方のpostに対して自分の意見をpostする。
  5. 状況:自分の状況をpostする。

人によりこれらのバランスは異なっていて、「要約」に徹する人もいれば「意見」が多い方もいます。そこには聞くことに徹する、積極的に意見を述べる、という「イベントに対してどのように参加するか」の選択肢が広がっています。

聴衆のグラデーションを可視化する

そしていつも面白いと思うのが、「壇上」の議論とは別にtwitterのpostが流れているTimeLine(TL)で、postしている聴衆同士の「4:議論」が始まるところです。元々、「聴衆」側のテーマ理解の程度には差があるハズですし、各人の目的も異なっているハズです。その聴衆の中にある意志の濃淡のような部分がtwitterのpostを通して可視化・発見され、新たな対話を生み出しています。

イベントはポイントでしかない

このイベントに付けられたハッシュタグ #LRAJ2010
での発言はtwitter本家にはストックされていませんが、他の様々なサービスにより保管されています。ここでは、その中のひとつ「hashtagsjp」を紹介します。「hashtagsjp」では、そのハッシュタグのTL、関係者、関係リンク、post数などを表示してくれます。しかも、今なお#LRAJ2010では議論が続いていまし、そこに関わったたくさんの人や記事へのリンクが伸びています。TLを追ってみれば、会場にいたその瞬間には分からなかった、登壇者や他の聴衆の人たちの関係性が見えるかもしれません。

自分の言葉で語ること

これまで「登壇者」は聴衆の代弁者であり、客席にいる自分たちの言葉は自己へと向かう言葉でした。しかし、このコミュニケーション技術の進歩により、文章として発信される言葉こそが、自分を表現する一番強いものになる可能性があります。だからこそ「他者へと向けることができる強度を持つ自分の言葉」を考え、積極的に他者との関係を積み上げていきたいと思います。