先週の金曜日にスバツイに参加しました

建築とは関係ない記事なのですが、先週の金曜日にスバツイ*1に参加しました。

筆者のtwitterアカウントはこちら@siskw
80/160という高い倍率の中、主催者である@yasuyukimaさんに選んで頂いたので、どきどきとわくわくを胸に、敵?の本拠地である青山オラクルまで乗り込んで参りました。さらにその後、青山の飲み屋で懇親会→下北沢で三次会、という朝までコースを堪能。懇親会ではござ先輩ことgothedistanceさん、下北沢では@tusudaさんと@maybowjingさんという1000人以上フォローされている方達とお話できて、僕にとってかなり有意義な贅沢な会でした。
さて、本命の一次会については、登壇者の方がブログに記事をあげていたり他の参加者の人の記事があるので、そちらを参考にしていただけると良いと思います。まとめはこちら。


ここでは、スバツイで登壇者の方の話に影響されたこともあり、3次会まで体験して僕がから見ての「twitter」についてを書こうと思います。

twitterが発明されたのは必然だった。

最近、グーグルで調べものをしている時に、「yahoo知恵袋」「goo質問箱」がよくひっかかります。そこでは、自分にとって有意義な質問もあれば、なぜこんなことを質問するんだろう、なぜ回答者の答えに対して上から目線で否定するんだろう、という人も見かけ、自分は悲しくなります。また巨大掲示板2ちゃんねるにおいて、昔ほど楽しめないのはなぜだろうか、ということを考えてました。
「Webの有料化に関しての妄想」を始めとする幾つかの記事に目を通してわかったのは、Webはもう、自分がやりはじめた10年前とは利用者の性質が全然違う、ということです。この10年間で利用者がIT技術者や情報通というWebに対して「能動的な人」からいわゆる一般の人であるWebに対して「受動的な人」にまで拡大したことで、それまで積極的に利用されてきたWebの特性や暗黙的に守られてきたWeb上のマナーのようなものが一気に過去とは違う流れになってきてしまいました。
Webというのは余程上手に制御しない限り「公共空間」になります。mixiは会員制を唱い、一般の人たちにWeb上にプライベートな日記を書かせることに成功しますが、それでも人が利用している者である以上、どこからともなく覗かれさらされ炎上する、ということがしばしば起こります。ここ数年、いわゆる「祭り」「炎上」が起きたのはこのような利用者の間にあるギャップが要因のひとつだと思います。
そのような一連の流れをみると、twitterのTL(Time Line)のような「私的」なWeb空間が「能動的な」人々やそれとは異なる「日常に平穏を求める」人々に望まれて生まれてきたと感じるのです。

twitterによって開かれる扉の先には。

上記のお二人も書かれているように、twitterはあくまでとある世界と使用者を結ぶツールです。決してアサルトドアーのように近づいてきてはくれません(近づいてくるのはデモンズウォールです*2)。では、twitterが開いてくれる扉の先には、一体何があるのでしょうか。
それのひとつは間違いなく「出会い」です。
筆者は就職が近づいてきている理系大学院生ですが、研究室で自分の専門をひたすら勉強する立場としては、同業者と古くからの友人を除いて話すことが少なくなってきます。twitterに出会う前は毎日パソコンには向かっているので、様々なブログをRSSだかブクマだかなんだか分かりませんがそういったことをして情報を一方的に収集してました。
twitterに出会ってからは、@hitoshiさんの赤坂のバー「壌」で行われたtwi飲み#twinomiや今回のスバツイ#subatwiに(運良く当選したこともあり)積極的に参加して、普段の大学と家との往復では決して会うことのできないような人・会っても立場が明確に異なる人と、同じtwitter仲間として話すことができました。また、ただWeb上でこっちが一方的にブログを読むだけの方と実際にお会いして、更にTL上でつながることができたのは、素直にすごいと思いました。
実際、このような出会いは何もtwitterに限られた話ではないと思います。大学のサークルの先輩が・・・とか、バイト先で・・・とか、学生であればいろいろ出会いは起きると思います。しかし、そのような偶発的な出会いが、twitterによって自分の積極性で起こせるということは面白いです。
さらにひとつ加えると、基本的に理系の人はコミュニケーション能力が低いと言われますが、twitter上である程度、趣味や感覚が合う人、というかtwitterを積極的に利用しているというフィルターがかかるために、初対面でも会話がはずむ=コミュニケーションのハードルが下がるのではないかと思いました。

今後twitterを利用するにあたり肝に銘じること

ただ、このような話を書くと、「twitterでは出会えるらしい」ということになりますが、ここで自分を戒めるために次のようなことを書きます。
twitterで「出会い」は起きるが、それが継続するかどうかは自分の魅力しだいである。
twitterに限ったことではなく出会いから継続した親交を得るにあたり、やはりそのひと個人の魅力、人間力、頭の中みたいなものがおもしろいと思われる必要があると思います。twitterによってWeb空間が私有化されるのですから、自分が好きな分野はなんなのか、相手が自分をどのように考えているか、そのような受け手との中でTL上の自分が成立しています。twitterがすべての人に平等であるツールであるが故に、自分を真剣に見つめ直させられるツールでもあるのだな、と感じました。

最後に

まぁいろいろ考えてしまいましたが、結局はそれぞれの人が好きずきに使えば良いと思います。
@yasuyukimaさんを始めとするスバツイの運営者のみなさま、今回はこんなに素晴らしい企画をしていただいてありがとうございました。今後、何かお手伝いできることがあったら積極的に携わっていけたらな、と思っています。
加えて、ついったーを利用しているみなさん、今後ともよろしくおねがいします。
@siskw

*1:「この素晴らしくてバカ野郎な世界:Twitter勉強会」

*2:FF4より