1日1更新を目指して日付変更と共に更新。 一昨日くらいからよく見るようになったチャットボットについて。
チャットボットって何?そもそもなんでそんなに注目を浴びてるの?
その理由がよくまとまっている記事がこちら。
長々といろいろと書いてあるけど、簡単にまとめるとこんな感じ↓
- 買い物するためにアプリを立ち上げるのではなく、会話の延長上に買い物を誘導する「チャットベースのインターフェース」が求められている。
- iPhoneユーザーは世界で1200万人ほどいるが、FacebookMessengerの月間アクティブユーザーは8億人もいる。
- FacebookがBot Storeを開設すれば、Appleも危機に陥るだろう
つまり人工無脳(ボット)に注目が集まってるというよりも、メッセンジャーやLINEのようなチャットサービスを新しい市場として消費行動に繋げたい、という話。
チャットベースのインターフェースって何?
人工知能や人工無能との会話はApple社のSiriを思い浮かべてもらうのが早いと思うけど、チャットベースのインターフェースは見たことない人が多いかも。
チャットベースのインターフェースとは、例えば通常ネットで買い物をする時は商品を自分で見つけないといけないわけだけど、欲しいものを伝えるとオペレーターが探してきてくれる、というような、会話を通して目的へと誘導するインターフェースのこと。 既に採用したサービスがあるようなので紹介。
その名も「Operator」。
使い方はまず「Operator」のアプリを開き、欲しい商品のイメージをリクエストとして送信する。例えば、「ビジネスシーンに最適なメッセンジャーバッグを探している」「4歳の子供にも安全なヘッドフォンが欲しい」「リビングルームに置くサイドテーブルが欲しい」「彼女の誕生日にバラの花束を贈りたい」といった漠然として要望に対して、担当スタッフが即座に対応してくれるというものだ。
使ってみた人の記事があったので参考にどうぞ。
チャットでお買い物アプリOperatorを使ってみた!全てがチャットで進むー。 | Be Magnetic!
現在このサービスでは探してくれるオペレーターは人力なのだけど、この部分を人工無能のようなシステムを使い自動化することで、より低コストでサービスを提供できると考えられているみたい。
各社の対応状況
- LINE
先日、chat bot の開発者向けサービスをリリースしたばかりのLINE。
早速幾つか記事が上がってる。よくまとまっているのはこの記事かと。
- Facebook
4月12日にデベロッパーカンファレンス「F8」が予定されているFacebookだが、そこでChat botの開発環境が提供されるのではないかと噂されてるようだ。
- CyberAgent
開発環境の提供情報は見かけないのだけど、Chat botの開発は着々と進んでるようだ。
2015年2月のリリース記事。
- Microsoft
AI「Tay」がヒトラーを擁護したり差別発言をしたりといろいろと問題を起こしてしまってるMicrosoft。
MicrosoftがAIチャットボット、Tayを停止―人種差別ジョークで機械学習の問題点が明らかに | TechCrunch Japan
しかしChat botの開発環境は整備され始めてるみたいだ。
ニュースとしてはこちらを参照。
windowsのどこでChat botを使うのかと思ったらSkypeですか。
Buildの基調講演では、Skypeチャット上で稼働するDomino's Pizzaのボットを使ってピザを注文するデモが行われた。ユーザーが正確にピザの種類、枚数、届け先を入力せずに、スラングを使ったりした場合は、そのデータを機械学習機能で学習させることでボットを成長させることができる。また、ボットが注文を理解できない場合はすぐに人間にバトンタッチする。
- google
あんまり見かけない。AI関係のニュースは多いのだけど。時間を掛けてちゃんと探したい。
Google、″チャットボット″搭載の新メッセージサービスを開発中 - 海外報道 - ライブドアニュース
そんなにChat botを作ってどうするの?
IoTとFinTechが死産ぎみのまま、時代のトレンドがチャットボットに移動しそうな。だが待ってほしい、チャットボットは1-2体なら許せる。でも300体のボットと会話をしなければならない未来を、人は本当に望んでいるんだろうか?全員が作るべきものってわけじゃない。
— Takayuki Fukatsu (@fladdict) 2016年4月8日
現在チャットボットが求められているのは企業のサービスへの動線としてだと思うので、1、2体というよりも各企業ごとにカスタマイズされたチャットボットが作られていくのだろうけど、テレビCMが毛嫌いされる世の中で、友人との会話に突然現れる企業チャットボットとか鬱陶しいことこの上ないんじゃないかなー、と思ったりしないでもない。
チャットベースのインターフェースとチャット相手が人工知能(むしろ人工無能)というのは別な話として切り分けて、それぞれ今後記事にしてみたいところ。