International Architectural Education Summit その1

twitterで実況したもののまとめ。
建築教育国際会議「建築教育と職能の世界標準化をどう考えるか」
2日目:B討論会:グローバリゼーションの中での建築実務と教育
難波和彦(Kazuhiko Namba)-The University of Tokyo-司会
マーク=ウィグリー(Mark=Wigley)-Columbia Uni.
山本理顕(Riken=Yamamoto)-YGSA
ウェイグゥオ=シュー(Weiguo Xu)-Tsinghua Uni.(清華大学)
スタン=アレン(Stan=Allen)-Princeton Uni.
阿部仁史(Hitoshi=Abe)-UCLA

IAEA (International Architectural Education Summit)に途中から出席中。
理顕さんの講演は最後だけ聞けた。邑楽町のプロジェクトが建たなかったという話。現在、中国の教授の講演中。
Weiguo Xu教授:
コンピュータを活用した設計をしてますって話。あと、実践するのが大切だよって伝えたいんだって。
Stan Allen教授:
プリンストン大学、講演中。かなりこの会議に懐疑的な発言。
アイゼンマンとヴェンチューリを例に挙げると、かなりアメリカ押しな気がしてならないね。
スタンアレン:ことばだけではなく、CADプログラムや図面、模型を共通言語としていることが、グローバル化を自然と巻き起こして行くだろう。
阿部仁史教授(UCLA)講演中。学問分野と現実にはギャップがあるよ、という話。
阿部仁史教授:
実際に被災地の住宅をたてたり、企業や様々な立場のコンサルタントを入れて授業してます。次はグレッグ:リンとディズニーのコラボレーションの授業しますよ。
パネルディスカッションの開始です。司会は難波和彦教授(東京大学)
阿部:
ソフトウェアやプリンタなどの環境は世界共通なの?日本は違わない?
山本理顕:
パラメトリックデザインっていうかコンピュータって関係無い物をいかにも関係あるように見せるだけだよね。ファサードだけじゃなく用途や使われ方まで表せられればよいんじゃない?
マーク=ヴィグリー:
日本はコンピュータの導入を今まで拒んできた。その事が新たに何かコンピュータの使い方が発見できると思う。次世代ではコンピュータは当たり前なんだから、今の日本と次世代の日本の架け橋をするべきじゃないか?
スタン=アレン:学生は自由にパソコンを使っているんだから、テクノロジの分野においては楽観的にかんがえています。
阿部仁史:
ゲーリーと妹島の差。あとは日本とアメリカの差。日本は組織、組成方法に興味がある、アメリカはパッケージに興味がある。
山本理顕:
コンピュータの能力をうまく使えてなくないかな?もっと社会とつながりながら設計できるツールな気がする。
難波和彦:
留学生は模型を作らないんじゃないか?(←個人的にはそうでもないと思う。)
難波和彦:
模型を作ることが身体性があるんじゃないか?
マークヴィグリー:
ゲーリーは模型からやってるよね。妹島の方がコンピュータを使っているかもね。日本の特質をうまくコンピュータを使って表しているよ。桂離宮がモダンに受け取られたように彼女の建築もそういうものかもしれないよ。
シュー:
パラメトリックデザインは危険を伴う。形を作るだけというものだ。だから必ず調査を行い、それを論理化して形にするべきだ。あとは構造や素材の問題も要素として組み込むべきだ。あくまで手段としてのコンピュータです。
山本理顕:
3Dにはスケールがない。
阿部仁史:
システムのプラットホームを揃えるというのが大切だと思います。グローバル化は起きているし、その中でも違いは現れてきている。
マーク:
日本的、西洋的という話にする必要はないのでは?スタジオが世界中にあるというのが面白いのでは?スタジオ技術というのがあるはず。
討論1終了!